四賢婦人記念館 (20 画像)
「四賢婦人記念館」は、江戸時代後期に益城町杉堂に建てられた、総庄屋矢嶋家の家屋を復元したものである。
矢嶋家は、「四賢婦人」と称され、近代日本における女子教育や女性の地位向上に尽力し、今日の男女共同参画社会の礎を築いた竹崎順子・徳富久子・横井つせ子・矢嶋楫子ら姉妹を輩出している。
これら姉妹は益城町で生まれ育ち、男性社会が色濃く残る時代にあって、いずれも女性の地位向上のためにその一生を捧げた。
「四賢婦人」は、日本全国において女性のための学校設立や婦人解放運動に参画し、女性史上に名をなす女性たちに多くの影響を与えている。
矢嶋家は、幕末の思想家で明治新政府の参与となった横井小楠との関係が深く、長男直方(源助)をはじめ、矢嶋家姉妹の配偶者たちも小楠に師事した。
また、雑誌、「国民之友」、「国民新聞」を主宰した近代日本を代表する言論人徳富蘇峰も、1863(文久3)年に徳富一敬・久子夫妻の長男として、母方の実家である矢嶋家で生まれている。生前の蘇峰はこの家を訪れ、昭和27年には「生誕之記」を執筆し、潮井水源に記念植樹をしている。

・熊本県上益城郡益城町杉堂1250
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