来照寺(笠智衆生誕の地) (21 画像)
映画俳優で有名であった笠智衆は、1904(明治37)年5月13日この地、天水町立花(当時天水村)に浄土真宗本願寺派来照寺の次男として生まれる。
19歳で旧制玉名中学校を卒業し、1925(大正14)年21歳で松竹キネマ蒲田撮影所・俳優研究所に入所する。同年7月に父の死により帰郷し、6ヶ月間住職をしたものの、俳優の夢を捨てきれず、兄に住職を頼み再び上京し撮影所に復帰。小津安二郎監督に見いだされて以後、ほとんどの小津作品に出演。「一人息子」では老け役で注目され、「東京物語」など多くの映画に出演する。
晩年は「男はつらいよ」シリーズの御前様役で活躍し、1993(平成5)年3月16日、88歳で死去するまで独特の演技で多くのファンを魅了した。納骨堂には笠智衆の分骨が納められている。
15代住職潤生の弟で、現住職の大叔父にあたる。
生前の笠智衆は、映画の役柄そのままの朴訥(ぼくとつ)で控えめで、地元の人が大げさに歓迎しないよう、家族が気を使わないようにと、帰省の際は連絡なしで突然帰って来ていたという。

・熊本県玉名市天水町立花1442
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